ここでは、電子書籍は紙の書籍と比べて資産構築型であることについてお話しします。
電子書籍をオススメする大きな理由の一つが、紙の書籍より資産になることです。
セミナーやビジネス会合などでこのようなお話しすると、「そうなんですか?でも、紙の書籍のほうが資産になるような気がするのですが?」と言われることがあります。
電子書籍に詳しくないと、そう考えてしまうのも無理はありません。
ひとつの考え方として、紙の書籍は物体としては存在しますので形に残るし、読み終わったら人にあげたり、販売できたりするという面において、紙の書籍のほうが資産になるように見えます。
ですが、電子書籍出版の専門家からすると考え方が違うのです。
まず、紙の書籍というのは、売れ行きが良くない場合は初版を刷って販売終了となります。
つまり、少しずつ売れている程度の場合、その後も印税収入が続くはずなのに、廃版になって終了となるため、印税収入も入ってこなくなるのです。
もちろん、10万部以上売れるようなスーパーベストセラー書籍であれば、重版や増刷されて10年以上販売される可能性もあります。
ですが、無名人が出版するビジネス書なんかはそんなに売れるわけがありません。
そのため、ほとんどの書籍が初版を刷ってで販売終了になります。
これでは資産とは言えませんね。
一方、電子書籍はというと、電子書籍は電子データであるのため、自身が販売終了にしない限り、永続的に販売することが可能です。
そして、もう一つ、決定的に大きな違いがあります。
それは、電子書籍は出版後に自由に修正を行えることです。
紙の書籍は、一度出版した後は修正できません。
例えば、出版直後に誤字や脱字に気づいた場合も、次の版になるまでは修正できないのです。
そのため、出版前に慎重に時間をかけて見直しするわけですが、それでも誤字や脱字、漏れやダブりが出る場合もあります。
これに対して、電子書籍はいつでも修正できます。
しかも、原稿だけでなくて、表紙やタイトル、内容紹介、キーワード、そして、価格もいつでも好きなように変更できるのです。
こう考えると資産としての価値は高いですよね。
例えば、「YouTube集客初心者入門」というビジネスノウハウの書籍を出版したとします。。
SNSやYouTubeなどのインターネット上のサービスは、頻繁に見た目が変わったり、規約が変更されたりして、紙の書籍を出版しても内容がすぐに古くなってしまいます。
その点、電子書籍は内容をすぐに変更できるので、古くなった部分を修正してアップロードすれば、最新情報に生まれ変わることができるのです。
つまり、電子書籍は少しずつ売上が上がるくらいでも、販売を続けて集客や印税を得ることが可能で、さらに、原稿の内容を現在の状況に合わせて変更ができるということです。
これこそが、私が考える資産構築です。
Amazonが倒産したり、サービスを終了したりしない限り、電子書籍を出版し続ければ、永続的に活用できます。
ですので、資産構築を意識して電子書籍を是非出版していきましょう!