「コンサル業界への転職!年代別の検討ポイント」について書いていきたいと思います。
・若い人に比べて、転職の際にどんなことに気を付けて検討すれば良いの?
クライアント先の社員の方や知人等からコンサルティングファームへの転職についてよく聞かれます。
特に、入社3~5年目くらいの若手の人から相談されることが多いですが、もう少し社歴の長い人からもそれとなく、コンサルティングファームでの働き方とか、30代での転職者の有無等聞かれたりします。
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コンサルタントにチャレンジしたいという思いと、新しい業界への不安の中で転職について葛藤しているようです。
そこで、自分自身がまだ駆け出しなので、コンサルタントの先輩達から聞いた話や、転職されてきた方の状況等整理してみました。
今回は「コンサル業界への転職!年代別の検討ポイント」について紹介してきたいと思います。
コンテンツ
1.20代でのコンサルティング業界への転職
売り手も買い手も非常に動きがあるのが、20代の若手コンサルタントの市場だと思います。
ポイントを5点紹介します。
コンサルタントになりたいという強い思いがあれば、まずは活動を開始する
コンサルタントの仕事は、就活でも人気の職業です。
その為、一旦は事業会社に入社されたものの、コンサルタントになりたいという人は多くいます。
もし、コンサルタントになりたいという強い思いがあれば、まずは活動を始めましょう。
コンサルティングファームでのコンサルタントの成長は他の会社より早いと思いますので、早いに越したことはありません。
転職に職歴はあまり関係ない
20代というと、5年前後勤めた方が多いでしょうか。
会社によっては、いろいろ仕事に責任を持たせてもらえ、会社での仕事にやりがいも感じている人も多いと思います。
しかし、20代であれば、あまり職歴で採用の評価をすることはありません。
今の仕事にとらわれず、チャレンジすることが重要だと思います。
ポテンシャルをいかに感じてもらえるか
コンサルタントへの転職を検討するに際して、新卒で入社した同年代のコンサルタントや転職して同期になるコンサルタントより、なぜ自分はコンサルタントとして活躍できるのか、なぜそのポテンシャルがあるのかを考えてみて下さい。
そこで、自分自身で納得できる答えが得られれば、それをきちんと面接で伝えることが重要です。
年下が上司になり得る
20代も後半になってくると、仕事の経験も積み、部下を持っている人もいるかもしれません。
しかし、事業会社からコンサルティングファームへ転職すれば、大抵は新人と同じようなポジションから仕事はスタートします。
その際、自分の上司はいくつも年下の若手コンサルタントなんということは普通です。
そういう現実も、考慮して検討してください。
採用側の需要は旺盛である
20代の若手人材に対するコンサルティングファームの採用の需要は市場は非常に旺盛です。
転職したいという思いがあれば、まずはエージェント等に登録して、情報収集をしたり、活動を始めてみて下さい
※20代でのキャリアチェンジを考えている人は、是非以下の記事も読んで下さい
2.30代でのコンサルティング業界への転職
10年以上の特定の業界や業務での経験・実績が評価される世代です。
特徴を3点紹介します。
ゼネラリストよりはスペシャリスト
その会社に関して、広範囲にわたる知識を持っていて、オールマイティに活躍できる人材等を指してゼネラリストと呼んだりしますよね。
事業会社とかですと、管理職になるようなタイプの人と言えます。
対して、特定分野で高いレベルのスキルや知識を持っている人がスペシャリストです。
コンサルタントには、高い知識とスキルが求められます。
そのため、現在の会社で管理職として登用され、今の会社に関して幅広い知識を持つゼネラリストよりは、特定の領域で高いするキルを持つスペシャリストの方がコンサルタントには向いていると言えます。
例えば、自分自身がコンサルタントに転職後に競合他社にコンサルティングに行くことを想定してください。
その場合、競合他社にも通用する高いスキルがあるかどうかを検討してみてはどうでしょうか。
Yes!であれば、是非転職を検討すると良いと思います。
コンサルタントに必要なスキルを併せ持っているか
ただ、非常に高いレベルのスキルを持っていても、併せてコンサルタントにとって必要となる最低限のスキルを持っていることも重要です。
その一つとして重要なのが、プロジェクトマネジメントのスキルです。
コンサルタントの仕事はプロジェクト単位で進められます。
そのため、プロジェクトの管理や運営に関する基本的なプロジェクトマネジメントのスキルは必須になります。
また、会計に関する知識・スキルも必要です。
いくら専門的なスキルがあったとしても、コンサルティングの活動の結果を「どれだけの利益増加に貢献できるか、どれだけの経費を削減できるか」というように、企業における共通言語である会計的な視点で表現できなければ意味がありません。
専門スキルとあわせて、自己点検してみて下さい。
入社してからキャッチアップすることはちょっと難しいと思います。
20代より門は狭くなっている
コンサルティングファームの採用意欲が旺盛でも、年齢が高くなるとともに、門は段々と狭くなっていきます。
早め早めに転職活動をすることをお勧めします。
※これからの活躍に向けて、以下の記事も読んでみて下さい
3.40代でのコンサル業界への転職
40代になると、新しい仕事を始めるのは結構大きな決断が必要になります。
特徴を3点紹介します。
入るのも、入ってからも大変
40代になると、コンサルティングファームではパートナーと言って共同経営者となっている人がかなりいます。
そのため、40代でコンサルティング業界に転職するというのは、そのような居並ぶパートナーを意識しつつ、新人コンサルタントとして活躍していかなければなりません。
また、事業会社とコンサルティングファームのカルチャーは非常に違います。
慣れ親しんだ文化や働き方も大きく変える必要があり、非常にリスクのあるチャレンジです。
※コンサルティングファームのカルチャーについては、以下の記事も是非読んでみて下さい
高い専門知識・スキルを活かせるファームもある
今まで働いてきた業界で、突出したスキルをお持ちであれば、その専門知識やスキルをいかえるファームもあります。
いわゆるブティック型のコンサルティングファームです。
例えば、製造ラインや研究開発の現場で働かれ、その道での長い実績と経験、スキルを持ち合わせているような場合、製造業の指導に特化したようなブティック型のファーム等への転職が可能と思われます。
同様に、人事や財務、M&A等一つの領域に特化したブティック型のコンサルティングファームは沢山あります。
ご自身の持つスキルと目指すコンサルタントのキャリアプラン等と合わせて検討してみて下さい。
結構多いIT業界からの転職
40代でも、IT業界からの転職は比較的多いと思います。
特に、大手の総合系のコンサルティングファームでは、SAPをはじめとするERP等の導入も参加に行われており、大規模なシステム開発プロジェクトの経験やスキルを持っている方を求めています。
そのため、年齢に関係なく、採用の門は比較的広く開かれているようです。
※IT業界からの転職を検討の方は、以下の記事も是非読んでみて下さい
4.まとめ
一旦入社された会社を転職するには勇気が必要だと思います。
ましてや、社歴が無くなればなるほど、新しい会社や新しい仕事へのチャレンジには、大きなリスクが常について回ります。
しかし、チャレンジをされ、成功している人も多くいます。
コンサルタントの諸先輩方の意見を整理した今回の記事を是非参考にして転職を検討してみて下さい。