【実践編】コンサルティングファームでの面接突破のための振る舞い方を徹底解説!

こんにちは。
「コンサルティングファームでの面接突破のための振る舞い方」について紹介したいと思います。
・どんな面接の種類があるの?
・アポ調整で気を付けることは?
・第一印象で気を付けることは?
・面接中って誰に向かって話せば良いの?
・最後に気を付けることある?
ということをもう少し詳しく知りたい人は必見です!

コンサルティングファームに入社するにあたって、絶対に避けて通れないのが面接です。

就活や転職向けの面接の本とか色々あると思うので、そういうものも参考にしてもらえればと思います。

このブログでは、

  • 私や私の友人の転職した際の経験
  • 知り合いのコンサルタントの人から聞いた面接する側の意見や経験

などを踏まえて、より実践的な紹介をしていきたい思います。

今回は、まず面接に行く前に読んでいただきたいと思いますが「コンサルティングファームでの面接突破のための振る舞い方」についてご紹介していきたいと思います。

1.どんな面接の種類があるの?

色々な本でも書かれていると思いますし、当サイトでも紹介していたりしますが一般的なコンサルティングファームの面接は以下の3種類です。

・グループディスカッション
・カジュアル面談
・個人面接

※こちらも参考にどうぞ

【保存版】コンサルティングファームへの入り方を徹底解説!~新卒編~

順にみていきましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションは、数人のグループで決められたテーマ等について議論をします。

一般的にはグループディスカッションを通して、

  • 論理性
  • コミュニケーション力
  • チームワーク
  • リーダーシップ
  • 協調性
  • 積極性

などを評価しています。

経営コンサルタントは、コンサルタントやクライアントのメンバーと協調してチームで働くので「尖っているだけの人」は評価されません。

カジュアル面談

「形式的な面接ではなく、ざっくばらんにお互いを知る場」という目的で持たれる面談です。

例えば、ヘッドハンティングの会社が依頼者であるコンサルティングファームの要件にあった候補者を見つけても候補者側が

  • まだ心の準備ができていない
  • 警戒している

などの理由で先にステップが進まないような時があります。

このような時に、候補者のハードルを下げるためにカジュアル面談ということで評価と関係なく、名前等を伏せて面談することがあります。

一方で、候補者側から「より会社を知りたいから」という理由でカジュアル面談を依頼するケースもあります。

ただし、このケースは要注意です。

コンサルティングファーム側でカジュアル面談に対応する側の人は、相応の経験のあるコンサルタントに対しては喜んで対応するようですが、比較的若手の人からの依頼には少し「?」と思われるようです。

面接をするコンサルタントの人は、みな忙しい人ばかりです。

応募するかどうかも分からず、とりあえず会ってカジュアルに話を聞きたいという姿勢に違和感があるようです。

カジュアル面談を依頼する前に、

  • きちんと志望するコンサルティングファームのことを自分なりに調べる
  • エージェント等に相談したりして正式な面接に応募する

する方が印象が良いと思います。

どのような形式にしろ、コンサルティングファーム側は評価なり記録を残します。

ですので、転職のエージェントから提案があっても慎重に検討して対応することをお勧めします。

また、カジュアル面談だからと言って手抜きは禁物です。

やはりスーツを着て、念のため履歴書や職務経歴書を準備して行きましょう。

個人面接

これがまさしく面接で、通常は2回くらいで決まるケースが多いです。

ファームや応募者によっても異なると思いますが、全体的に面接の回数は少なくなってきています。

コンサルティングファーム側は人材獲得の競争が激しく採用が大変なため、なるべく早く意思決定を進めるようにしています。

採用のプロセスの中では個人面接が最も重要なので、これ以降少し詳しく紹介します。

2.アポ調整で気を付けることは?

面接のステップに進んで、まずはじめに行うのが面接のアポの調整です。

この日程調整ですが、きちんと対応できる日時を調整しましょう。

時々、業務の都合で土壇場でリスケの依頼をされる人も少なからずいますが、印象は良くないです。

ですので、当たり前のことではありますが、曜日や時間を慎重に検討して調整することが重要です。

コンサルティングファーム側は多少遅い時間でも対応してくれると思いますので、きちんと約束が守れる時間で調整するようにしましょう。

実際にアポを調整する際に、気を付けるべきことを3つ紹介します。

・ピンポイントでの日時指定

・極端に遅い時間

・テレビ会議での面談

順にみていきましょう。

ピンポイントでの日時指定

ピンポイントで1個の時間枠を知らせる候補者もいます。

候補者も忙しいかと思いますが、自分よりコンサルンタントの方が数倍忙しいと思って、予定の調整をすべきです。

コンサルティングファーム内でも、対応できるよう調整しますが、なるべく注意したほうが良いと思います。

極端に遅い時間

時間枠として幅広く調整して、コンサルティングファームの担当者含めた調整の結果、遅い時間での面接となっても心配する必要はありません。

しかし、「21時以降でお願いします」などと言う人も時々います。

確かに、転職者の場合は業務もあり多忙とは思いますが、あまりにも遅い時間は要注意です。

面接は、21時に始まり22時に終わっても、面接官は面接の結果をもとに評価シートを作成したり、自分の日々のコンサルティングの仕事が残っていることを想像してみましょう。

テレビ会議での面談

地方の候補者や海外の候補者の場合、テレビ会議で面談を対応する場合も少なくありません。

ただ、テレビ会議での面談で対応する場合と、「今日は年休とって日帰りで面接に来ました」という人とでは、どちらが印象が良いか考えるまでもないですよね。

同程度の能力で最後の人枠を決めなければならない時、どちらの候補者を選ぶかは分かりますよね。

どうしてもこのコンサルティングファームに入りたいという場合は、そのファームでの面接の機会は大切にしましょう。

3.第一印象で気を付けることは?

コンサルティングファームの面接でも、第一印象はとても重要です。

経営コンサルタントは、常にクライアントのプロジェクトのメンバーはもとより、クライアントの役員など相応のポジションの方との打ち合わせを持つことが少なくありません。

そのようなことを考えると、第一印象は気を付けるようにしましょう。

実際に第一印象に気を付けるべきことを3つ紹介します。

是非、面接の受付をする前にトイレに行って以下の用意をしましょう。

・身だしなみ

・笑顔

・挨拶

順にみていきましょう。

身だしなみ

身だしなみについては、普通に清潔感あるスーツの着用で問題ありません。

男性であれば、派手な色のシャツやネクタイは避けたほうが良いです。

女性であれば、なるべくスーツを着て臨みましょう。

時々、セーター等カジュアルな服装で面接に来る方もいますが、避けたほうが良いように思います。

笑顔

面接で会う人は大抵はじめて会う方ばかりです。

緊張してしまうかもしれませんが、第一印象は笑顔でお会いするようにしましょう。

もちろん、面接の間ずっと笑顔の必要はありませんが、初めのあいさつの際は特に気を付けると良いと思います。

挨拶

発声練習までは必要ないかもしれませんが、気持ち良くはっきりとあいさつする方が良いに決まっていますよね。

当たり前と思っていても、いざ緊張してしまうと忘れてしまっている人も少なくないです。

4.誰に向かって話せば良いの?

受付を終わり、面接をする会議室や応接に通されると、大抵は1名ないし2名程度の面接官で対応されます。

コンサルタントの人が1名の場合もありますし、人事の担当者と2名で面接されるファームもあります。

候補者1名に対して、面接官が3名以上というのは経験もなく、あまり聞いたこともありません。

そこで重要なのは、どちらに対しても丁寧な対応をすることは重要ですが評価を下すのは大抵コンサルタントの方だと思ってください。

※ここでいうコンサルタントは、役職者でマネージャーレベルから、パートナーレベルまでの人が対応されます。

コンサルタントの人より人事担当者の方が年上だったりして混乱することも多いかもしれませんが、どちらを向いて話をして良いか迷う時は、必ずコンサルタントの人を意識して応対するようにするのが良いです。

必ず初めに紹介してくれると思いますので、緊張していてもどちらがどういう立場の人か忘れずに聞くようにしましょう。

また、重要だと思ったこと等はメモを取るようにしましょう。

はじめからメモ帳を手元に置いておくと良いと思います。

ただ、メモを取るときは念のため、「メモを取っても良いですか?」と一声かけましょう。

余談
お茶をペットボトルで出された際は確認の上、持って帰りましょう。
後片付けをするのに人手がかかることを考慮しましょう。

5.最後の対応まできちんとしよう

面接の質疑を上手く乗り切ったと思っても、まだ面接は終わっていません。

まずは、面接が終わったら面接の時間をもらえたことのお礼を必ず言いましょう。

また、部屋を出てエレベーター等に乗るまで面接だと思ってください。

  • 背筋を伸ばしてきちんと歩く
  • エレベーターの扉が閉まるまでに面接のお礼をきちんと言う

これを徹底しましょう。

これは、普通に企業を訪問した際と同じです。

また、エレベーターやビルのロビー等にもコンサルティングファームのコンサルタントがいるかもしれないことを忘れないでください。

大きな声で電話をする等社会人として「おや?」と思われないよう、注意を払いましょう。

6.まとめ

今回は「コンサルティングファームでの面接突破のための振る舞い方」として、面接の予定調整から、面接が終わるまでの流れの中で、注意すべきことを紹介しました。

だからと言って、特段心配することはありません。

社会人の人であれば、これまで通り、ビジネスの現場で実践したことをベースに礼儀正しい対応をすることが重要です。

経営コンサルタントと言っても一人の人間です。

横柄な人よりは、常識があり礼節がある人を評価することは言うまでもありません。

今回紹介したことで共通して重要なことは、常に相手の立場に立って、謙虚に対応することです。

是非、面接で実践してみてください。

不安がある方は、エージェントに相談してみるのも良いと思います。

以下の本を読んで「礼儀正しさ」について改めて考えてみるのも良いと思います。

Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である