【業界裏話】コンサルタントの肩書きと給与の実態を暴露!

こんにちは。
「コンサルタントの肩書きと給与の実態」について紹介したいと思います。
・コンサルって給料高いの?
・新卒でもたくさん給料もらえるの?
・コンサルのタイトル(肩書)ってどうなってるの?

ということをもう少し詳しく知りたい人は必見です!

最近は就職ランキングでも、東大や京大の上位をコンサルティングファームが多く占めるようになり、経営コンサルタントの人気もうなぎ上りです。

もちろん仕事の内容や仕事の価値に魅力を感じて志望している人が多いですが、志望理由の一つには、高い給料があるとも聞いています。

私も経営コンサルタントではない友人にあったりすると、「経営コンサルタントって給与高いんでしょ?!」とよく聞かれます。

そこで、今回は「コンサルタントの肩書きと給与の実態」についてご紹介していきたいと思います。

※本記事については、だいたい平均的な数字で紹介させもらえればと思います。

1.初任給の違いについて

ネット等で検索しても出てくると思いますが、だいたい400万円台後半~500万円台半ばくらいの会社が多いのではないかと思います。

外資系の総合系コンサルティングファームでも500万円台半ばから後半が多いですね。

会社によっても違うと思いますが、一般の事業会社の方の初任給に比べると1割~2割くらいは高いかもしれません。

例えば、300万円台半ばの会社もあったりするので、1.5倍くらいの開きが出てしまうこともあります。

1年目から1.5倍というと結構大きい開きですね。

会社に入ると分かりますが、給料を1.5倍上げるのは結構大変です。

毎年給料を10%上げることも大変ですが、毎年前年の給料を10%上げ続けても、初任給を1.5倍にするには5年かかります。

将来的にも、大企業等役員などにならない限りはこの差を詰めていくことは困難だと思います。

特に、コンサルティングファームでは、優秀で実力のあるコンサルタントはどんどん昇進していきますので、優秀な経営コンサルタントと比べてしまうと、数年で2倍くらいの差がついてしまうこともあります。

同い年で、同じようなレベルの大学を出ているのに、勤め始めて数年で年収が2倍違うということはよくあるようです。

2倍違うとなるとちょっとショックですよね。

ただ、最近は日系企業でもAIの技術系の新卒社員に1,000万円、2,000万円を出す会社も増えてきています。

単にお金だけに興味があるのであれば、自分の専門やスキルを見直して、違うキャリアを考えるということもありだと思います。

2.コンサルティングファームによる違いについて

正直、コンサルティングファームによっても、給料は異なります。

また、コンサルティングファームにもいろいろな種類があり、ファームの種類によっても給料の相場が異なります。

一般的には大きくは、以下のような種類に分類されます。

  • 戦略系
  • 総合系
  • 人事系
  • シンクタンク系

「戦略系」は、いうまでもなく、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」や「ボストンコンサルティンググループ」等の経営コンサルティングファームです。

「総合系」は、BIG 4の「デロイト トーマツ コンサルティング」「PwCコンサルティング」等や「アクセンチュア」、「IBM」等が挙げられます。

「人事系」で有名なファームだと、「マーサージャパン」や「ウィリス・タワーズワトソン」があります。

「シンクタンク系」は、「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」や「野村総合研究所」等が有名ですね。

他にもコンサルティングファームの分類はありますが、まずはこの主要な分類間での関係を見てみると、

「戦略系」>「総合系」≧「人事系」>「シンクタンク系」

といった感じになるかと思います。

また、同じ分類でも、「外資系」>「日系」といった感じです。

ただ、思っているほど違いはないかもしれないです。

やはり、「戦略系」はコンサルティング報酬も非常に高い分、給料も高いです。

「総合系」に比べて、1.5倍程度の差はついていると思います。

コンサルタントのタイトル(肩書き)が上に行けば行くほど、この差は広がると思います。

「シンクタンク系」が若干低めなのは、日本でメジャーな会社は日系の金融機関のグループ会社という理由があるかもしれません。

3.タイトル(肩書き)による違いについて

馴染みがない人にとってはコンサルティングファームの肩書きは分かりにくいですよね。

でも、この肩書きで給料は大きく変わります。

そこで、会社により様々な呼び方があるのですが、共通していそうな肩書で上から順に並べてみたいと思います。

① パートナー/マネージングディレクター
② ディレクター/プリンシパル
③ マネージャー
④ コンサルタント
⑤ アソシエイト/アナリスト

大体共通している分類で整理すると、上記のような5つの肩書きに分類できます。

ただ、ファームによって、以下のような違いはあります。

例えば、①のパートナー/マネージングディレクターと➁のディレクター/プリンシパルの間に、アソシエイトパートナー/ヴァイスマネージングディレクターという肩書きがあるファームもあります。

また、➁のディレクター/プリンシパルと③のマネージャーの間に、シニアマネージャーがいたりします。

同様に③と④の間には、シニアコンサルタントがいます。

ここで難しいのが、タイトルの名前はどこのファームでも似ているのですが、実際の実力はファームによって違うということです。

例えば、A社でマネージャーの肩書きを持っているので、B社でもマネージャーで転職してみたら、「マネージャーで採用したのに、実力は一つ下のシニアコンサルの力しかないじゃん」と評価されてしまうことはよくあります。

そういう背景もあり、似た肩書きを持っていても多少ファームにより差があるのは事実です。

しかし、誤解を恐れずに紹介すると大体の給与のレンジは以下のような感じになります。

① パートナー/マネージングディレクター: 2,500万円~3,000万円以上
(実力次第で全く異なります)
➁ ディレクター/プリンシパル :1,500万円~2,500万円
③ マネージャー :800万円~1,500万円
④ コンサルタント :650万円~800万円
➄ アソシエイト/アナリスト: 500万円~650万円

多少、幅を持たせて記載していますが、「総合系」ファームのおおよその目安と思ってもらって良いかなと思います。

4.まとめ

若い人でコンサルティングファームから他のコンサルティングファームに移る際に、気を付けないといけないのが、先ほど少し触れたタイトルです。

業界内では、ファーム間でのタイトルと実力の違いは認識されていますが、時にその認識が合わない場合があります。

総合系の経営コンサルティングファームからIT職の強いコンサルティングファームに転職したりする時に、タイトルと給与がミスマッチを起こすことがあるとよく聞きます。

折角、転職したのに残念な思いはしたくないですよね。

そのあたり、ご自身で納得するまで調べることも重要ですが、経験豊かな転職エージェントに相談するのも良いと思います。