「経営コンサルタントに英語力は必要なのか?!」について書いていきたいと思います。
正直、学生時から英語はあまり得意でも好きでもない学科でした。
今でもあまり得意ではないのですが、色々工夫して英語の勉強を始めています。
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はじめは、海外に旅行に行って、英語が使えるともっと可能性が広がるのかなと実感したのがきっかけです。
コンサルティングファームの仕事でも、周りで英語ができる人たちは、様々なプロジェクトにアサインされて活躍しています。
そこで、将来の自分自身のキャリアのために英語を勉強しています。
これから大学を卒業してコンサルティングファームを目指す人も転職を考えている人も、英語の重要性は知っておいてもらうと良いと思います。
今回は「経営コンサルタントに英語力は必要か?」について紹介してきたいと思います。
コンテンツ
1.経営コンサルの仕事で英語は必要か?
「経営コンサルティングの仕事をする際に英語が必要になりますか?」とよく聞かれます。
答えはYesでもあり、Noでもあります。
英語の必要性はアサインされる案件によります。
私は、英語があまり得意でもないこともあり、これまで英語が必要となるプロジェクトにアサインされたことはありません。
その点では、英語があまりできなくて、仕事で困ったとか、クライアントに迷惑を掛けてしまったということはこれまでありませんでした。
英語ができる人は英語が必要な案件にアサインされる確率は高くなります。
周りの知人で多いケースは、日本の企業がグローバルで展開するシステムの構築にあたって業務やシステムの要件定義を行ったり、その後の工程でシステム構築や展開のPMO支援を行うようなケースです。
基本的にインプットとなるクライアントの資料も英語ですし、作成する資料は英語です。
会議やセッションも全て英語のようです。
クライアントの業務プロセスやシステムの資料は大量で、英語で読むだけでも大変とのことです。
また、海外出張も多いようです。
1回の出張も、数週間から1カ月くらいというように結構長期にわたります。
なので、英語ができれば仕事の幅も広がりますし、プロジェクトのアサインの機会も非常に踏まえますので、英語のスキルを身に着けておくことは重要です。
2.どのくらいの英語力が必要か?
では、どのくらいの英語力があれば良いのでしょうか。
周りの先輩や知人の話を総合すると、TOEICのスコアだと最低830点以上は必要とのことです。
できれば900点台が必要なようです。
大学の時は周りにTOEIC900点台の人とか余りいませんでしたが、コンサルティングファームでは結構たくさんいて、ちょっと驚きです。
また、学生時代ちょっとだけ留学していた人や帰国子女の人も要注意と聞きました。
英語での会話は結構得意で普通に会話とかはできるようなのですが、コンサルティングの業務で資料を作成するとクライアントにはそのまま出せない時が多いと聞きます。
文法が少し間違っていたり、言い回しが子供っぽかったりということで、コンサルティングファームが提出する資料の英語としては適さない場合が多いとのことでした。
TOEICのスコアも高いに越したことはありませんし、英会話とかでもできることは良いことだとは思います。
しかし、経営コンサルの現場で使うとなると結構高いレベルの英語が求められるようです。
3.TOEICのスコアが必要になるのはどんな時?
では、特にTOEICのスコアが必要になるのはどのような時でしょうか。
会社にもよりますが、以下の2点ような場合にTOEICの正式なスコアが必要になります。
詳細にみていきましょう。
海外出張の時
海外出張する際に、海外出張の前提としてTOEICの600点以上が必要としている会社があります。
600点以上の正式なTOEICスコアの登録が無いと海外出張には行けないとのことです。
お分かりの人も多いと思いますが、TOEICのスコアが600点台では仕事で活用することは困難です。
海外に行っても、何とか一人で帰ってこれるという保証くらいでしょうか。
管理職へ昇進する時
コンサルティングファームで一定のクラス以上に昇進する際には、様々な観点からスキルや能力が評価されます。
その際の指標の一つに英語があります。
特に、外資系のファームだと、海外とのやり取りも増え、ファームによっては自分の上司は海外のコンサルタントというようなこともよくあるようです。
そのため、昇進の際の審査の際に730点とか820点とかのTOEICスコアが必要になるようです。
4.転職の際に英語は必要なのか?
一部の企業を除くと、英語の試験や英語での面接があるということはあまり聞いたことはありません。
高いポジションで、予め上司が海外のマネジメントになるようなことが想定されているケースでは、当然英語での面接が行われるようです。
一般の若手のコンサルタントのポジションであれば、英語の試験や面接は無いと思って良いと思います。
しかし、英語のスキルが高ければ、先ほど紹介したようにアサインの機会も増え、アサインされるプロジェクトの幅も非常に広がります。
そのため、試験に必要か否かではなく、自分の将来のキャリアという点で英語について考えることが重要と思います。
5.まとめ
英語があまり得意でなかったり、学生時代に英語の勉強が好きでなかった人は少し安心したのではないでしょうか。
ただ、英語できるのとできないのでは、仕事の機会は大きく異なります。
ですので、是非英語のスキルアップに取り組んでみて下さい。
特に、大学生の皆さんは時間がある今こそ英語の勉強に取り組むことをお勧めします。